アッと驚く神戸の職人さんは、お頭付の鯛パイなんて
やっぱりハイカラでありますでございます。（中味はアップルパイ）
ではさっそく、第2話なのです。

G・Jカフェでランチをとったあと、3時までまだまだ時間があるので「ついでにおいしいパイの店をチェックしましょう。」とカロルというパイの店に立ち寄り、アップルパイとアーモンドパイを買いました。ここでおどろいたのが、鯛パイ（中味はアップルパイ）です。お頭付の鯛というところでしょうか。色々なお祝いに使われるそうで、昔、餡細工の和菓子で、巨大なタイ形（色も付けてある）の引き出物を見たことがありましたが、神戸の職人さんはハイカラですよね。鯛パイとは発想がスゴイ！神戸はお菓子の文化がちがいますね。とてもかないませんわ。“焼き立てをご自宅で”というお客さま用に、生のアップルパイも用意してあって郵送もして下さるそ〜ですよ。（案外てがたく商売していらっしゃいます。）

次にJRを越えて国道2号線に沿って西に行くと、フランスパンの老舗ビゴの店があるんです。「トラックが往来する（交通量の多い）国道沿いはラーメン屋」という発送しかない私にとっては少しショックでした。ビゴの店はそんなところにあったのです。「神戸のシャレたお店は静かな住宅地にあるもの」という勝手なイメージをいだいている私には、ちょっぴり許しがたい立地でありました。店内に入って何を買うか迷いましたが、（パンは東京のプランタンでも買ったことがあるので）結局パンは買わずに、少し落ち込んだ気持ちにはブームの過ぎ去ったクイニーアマン（いち早くリリースした店）がピッタリだと思い、買い求めました。本場のレシピ通りというだけあって、バターがたっぷり練り込まれた生地はコクがありましたが、カロリーもさぞ多かろうと余計なことを思ってしまいました。

少し歩き疲れたけれど、3時までまだ時間があるので思いきって「ベイクベイス（製菓材料と道具のお店）」まで足を伸ばすことにしました。国道2号線を芦屋川手前で左に折れ、南へ下ります。右に芦屋カトリック教会、左にアンリシャンパルティエを通りすぎ、阪神芦屋駅の手前、イカリスーパー（東京の三浦屋にそっくりのスーパー）を左折したところにありました。建物はモダンで新しく店内も明るいのですが、思ったよりも品揃えは普通でした。私がよく利用する吉祥寺の「キッチンマスター」と変わらず、神戸だから何か珍しいケーキ型でもあるのではないかしら？と期待していたので、とても残念でした。そうこうしているうちに、3時も回ったので、慌ててタクシーを拾い、阪急神戸線の芦屋川経由で、岡本駅へと急いだのでした。 やっと目的地。あともう少し。ガンバレ〜！ to be continued・・・・・その3へ。