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┃ 国立付属校のお受験事情 ┃
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音羽の事件は、国立付属幼、小の受験がらみと言うことですが、国立は受験と言っても、ほとんどくじ運の強い人達が残ると言っても、言い過ぎではないでしょう。報道では、「受験に失敗して」と伝えていますが、ただ、くじにもれただけで、受験に失敗したとは大げさです。(くじ運も実力のうちと言う人もいますが・・・)
やはり国立付属は人気校です。充実した環境、優秀な教師群の中で学習できます。おまけに私立との授業料差は宇宙的です。(国立年額約6万円に対し、私立代表、陸の王者・授業料の王者、慶応幼稚舎年額約145万円) これは今の御時世、低料金で質の高い教育が受けられるという、ありがたくも魅力的なことですよね。そう言うメリットもありますが、特別に良いことばかりではありません。カリキュラムは公立と殆ど変わらず、その上、行事や作業がとても多くて(そんなことが好きな子にとっては天国らしい)、課題をこなさぬまま、進級してしまうこともあるとか。それに学校側には、『保護者の労働力はタダ』と思っているフシがあり、掃除や行事の手伝いなど、遠慮なくかり出され、ご奉仕させられるそうです。
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ところで、お茶大付属は女の子は高校まで行けるので、それは良いと思いますが、男の子は高校がないので、中学受験体制の子が自然と多くなります。筑波大付属も1クラス分は高校に進級する段階で、上がることが出来ない様ですし、学芸大付属も4校ありますので、中学になんとか上がっても、次の選抜
で30%〜多くて50%ぐらいしか付属の高校に進学でず、高校受験時には厳しい選択が待っています。入ったからと言って、何も約束されていないのですよ。筑付や学大付属では中学受験で優秀な子供達が入ってくるので、下からの子供達の中には、それに負けまいと、低学年から塾通いを始める子供を多く見かけます。中学で外部受験をするつもりの子供もそれなりに受験の用意を始めますが、行事に課外活動が多く、下校時刻が遅く、塾の時間に間に合わないことが多々あるので、ハードなスケジュールをこなさねばなりません。中には学校と塾を両立させるのが難しいと判断し、近くの公立に転校して塾に専念する人もいると聞いたことがあります。学校のカリキュラムが公立と変わらず、受験レベルになっていないため、現実的に受験の2文字が気になり始める頃、いろいろきつくなるようです。
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